改めて入社10年の節目の機会をいただき、
自分自身の「志」と言うものを見つめなおしています。
知識も技術も経験もなかった入社当初を振り返ると、
自分自身にあったのは情熱や若さ、志など熱量だけでした。
営業に出ても、お客様のお役に立てる知識もなく、会社の商品を
どのように保育に役立てるかという技術も経験もありませんでした。
ただ、自分の会社のサービスが子どもにとって
絶対に必要なんだという「想い」と、
自分自身がなぜこの会社で働いているのかという「想い」だけは
誰にも負けないようにと本当に「想い」だけで仕事をしていたように思います。
改めて、10年経った今、私はこの10年で皆様に磨いて頂いた
「想い」で仕事をしているだろうかと問い直すと
培ってきた知識、商品を保育に役立てる技術や経験を使って
仕事をしている部分が大きくなってしまっていないかと危機感が迫ります。
商品を売りたいのではなく、世の中を子ども主体に変えたい。
その志は、今自分の中でどれほどに磨いているだろうかと
改めて感じます。
以前、こんな言葉を聴きました。
「目刺しはイワシの目を貫いて束ねたもの。
志は人々の心を貫いて束ねたもの。」
自分の志は、世間様の心を貫くほどに強く、公なものだろうか。
志と言う看板で勝負するのか。
それとも、会社の商品を看板にするのか。
やはり私は、会社に何かしてもらうばかりでなく、
自分自身が会社に何が出来るかを考えたい。
だからこそ、自分の中にすでにあるこの志を10年の転機に
改めて見つめ、磨き、高め、志で生きる覚悟を決めたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海