いつもありがとうございます。
カグヤの松野です。
先日、社内研修で千葉県神崎市にある
酒蔵「寺田本家」さんに伺いました。
寺田本家さんのお酒は、
てのひら造りで、微生物がブクブクシュワシュワと
発酵している生命溢れた自然酒を造られています。
通称“美化蔵”と呼ばれる寺田本家さんの蔵では、
手仕事でお酒を造り始めた時、
蔵人が酒造りの唄を唄うようになったそうです。
仕事唄には、唄のタイミングによって、時間を計ったり、
蔵人同士の息を合わせる、という役割がありました。
唄を唄うことによって、
いつも一定の仕事が出来るようになっています。
また、「めでたいな、めでたいな」と唄う仕事唄は、
きつい酒造りの中でリズムを生み、造り手の心を一つに結び、
現場に和やかなチームワークの「和」を生んだそうです。
酒造りに限らず、機械化・効率化が広がる前、
昔の日本の暮らしには、
生活の中に色んな仕事唄があったようです。
人々が互いに息を合わせ、
結びつき、思いを一つにした仕事唄には、
人が響き合って生活していた、
日本人の生き方がありました。
私たちもそんな互いに響き合い、息を合わせ、
想いを合わせる「和」を習っていきたいと思います。
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発酵コーディネーター
松野 寛子