ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/08/27

「見守る」

ミマモリングソフトは
保育計画やミーティングなど「これからの保育の為に使う方法」と
監査書類など、「今まではどうだったかという過去の記録を管理する為に使う方法」と
両方の使い方が出来ますが、

導入してすぐに「これからの保育の為に使っていく習慣作り」を怠ると
監査の為、業務省力の為ばかりのソフト活用になってしまい、

実際の保育環境と、子どもの発達とが連動していないという状況が
生まれてしまう現状を度々見ます。

この状況でよくある事例として、実際の保育計画づくりの思考が
「PLAN(計画して) DO(やらせて) SEE(どうだったかを記録する」

という意識になっている場合が多くあります。

反対に、
「DO(子どもの姿から) SEE(発達課題を理解し)PLAN(発達課題に合った環境を用意する)」

という意識の場合、子どもの発達と保育環境や保育計画が連動します。

単純なことのようですが、

気が付いたら、発達理解の前に保育計画を立ててしまっていたり、
発達チェックはしているけれど、そこから計画を立てずに年案や参考雑誌から立てていたりと
いうことは珍しくないのだと思います。

PLAN DO SEEからDO SEE PLANへ

我が子の発達チェックを続けて5年、
私自身も思うのは、「自分の子育て観」だけで子どもに押し付けることをしなくて済むこと。
教えようと思わなくても、子どもが自ら選びたくなるような取り組みや環境が分かりやすくなること。
子どもの発達を通じて、親として何を見守ればいいのかを学ばせてくれる。

そんなことを少しずつ実感しています。

「こうなってほしい」という自分の願望や正しいと思っている価値観、常識。
沢山の想いは持っていますが、その前に、

「子どもの存在を丸ごと信じたか」
「子どもに真心を持って接したか」
「子どもを見守ることが出来たか」

人を見守ることが出来る大人に成れるように、
その変化のプロセスを味わっていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海