今日から2月。もうすぐ節分、立春ですね。
和楽の室礼も「節分」をテーマに。
今年の盛り物は、鬼を追い払うための「豆」と「柊」と「鰯」。
そして、鬼退治の武器となる「あたり棒」。
強くて折れにくいと言われているゴツゴツした山椒の木が、いかにも痛そう・・・
こちら、初めて先生の教室で見てから「どこで売っているんだろう・・・」と気になり欲しかったものですが、先日旅した大分の日田で偶然にも見つけ感動して購入!
普通は、すりこぎとしてすり潰しやすそうな観点から長さや握った感覚で選ぶのでしょうが、私はお店の人には内緒で「どれが一番鬼退治できそうかしら・・・」という観点で握りやすさや長さ、ゴツゴツ具合など手に取りじっくり厳選。笑
また節分の翌日はいよいよ「立春」。春を迎える気持ちでお軸は「紅白梅に鶯」を。
他にも、難を転じる「実南天」や、「吉」に通じる柑橘類の橘(きつ)を・・・と、庭のハッサクのできるだけ大きなものを選んで「大吉」とし、盛りました。
節分は、春夏秋冬それぞれの季節のはじまる日の前日をいいますが、その中でも春の節分は、一年の始まりとされることから重要視され、今では立春の前日が一般的な節分とされるほどですから、
この大事な節目に、皆様も室礼に限らず、恵方巻や豆まきなど何か取り入れやすそうな「事を行い(=行事)」、家の中から冬の邪気を追い出し、新しい福を呼び込む願いを込めて過ごしてみてはいかがでしょうか。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子