今日は、月に一度の室礼のお稽古でした。
今回のテーマは「端午の節供」。
先日、初めて家族が遊びに来てくれた際に、改めて姪っ子や甥っ子など子どもたちが元氣でいてくれることは何よりの幸せだなぁと感じたこともあり、今回は男の子の行事でもありますで、まずは甥っ子の成長を喜び願いつつ、家族や仲間そして自分自身の息災を祈り、室礼を行いました。
お軸は叔母からいただいた掛軸のひとつ「五鯉躍(ごりやく)」です。
◆掛軸
https://www.caguya.co.jp/kurashi/39593.html
故事では「竜門の急流な滝を登りきった鯉は龍になる」といわれており、その立身出世の象徴でもある鯉が五匹描かれた「五鯉躍」は『ご利益』と通じています。
人生という流れの中で遭遇する難関を、鯉のように突破していけたらという願いを込めています。
そして、柏餅と共に、先日掘ったたけのこも盛りました。
たけのこは、岩をも砕いてまっすぐ天に向かって伸びていく逞しい姿に、子どもたちの成長を託しています。
そして、兜はカグヤ創業時に顧問弁護士の方に頂いたという縁起物。私たちを災から守っていただけるようの願いを込めて。
そんな室礼をパソコン越しに先生に見ていただくと、立派な兜よりもタケノコ(自然物)の方を高い台に供えていることを褒めていただいたのですが、
残念ながらそこまで考えて行っていたわけではなかったので・・・そういうところまでしっかりと思いを込めてできるよう、室礼含め日々の暮らしを通して、自然を敬う心を育てていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子