先月「和樂」にピアノの即興演奏家の今井さまが来られ「上手くなくてもよいので、毎日弾いてあげるとピアノも喜ぶよ」と仰られたこともあり、その日から、ほぼ毎日のように母の形見のピアノを弾くようになりました。
◆上手くなくてもよい
https://www.caguya.co.jp/kurashi/48129.html
毎日と言っても、朝ほんの5分程、それこそなんとなく音を鳴らしているだけなのですが、正解があるわけでもない即興は思ったよりも心地よく楽しく弾けるもので、毎朝母に挨拶しているような感覚でピアノに触れています。
昨日はちょうど「母の日」でもあったので、母に「ありがとう」の気持ちでピアノを奏でてみたところ、なかなかのいい音色。^^
また、そんな風に母と繋がる感覚は、室礼でお供えしている時の気持ちに通じる清々しさ、幸福感がありました。
そう考えると、これまで楽譜どおりに弾こうとしたり、既存の曲を弾こうとするばかりで、意外と誰かへの想いや、その時の気持ちを自由に表現して弾くというのはあんまりなかったなぁと感じます。
引き続き、毎朝のピアノから、ピアノや音楽の醍醐味とも思える新たな楽しみ方を深めていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子