気付けば、今週から二十四節気では8番目の「小満(しょうまん)」に。
あまり馴染みがないというか、漢字からイメージが湧きづらいものがありますが、「すべてのものがしだいにのびて天地に満ち始める」という意味があるそうです。
また、麦に代表される秋植えの作物の収穫期を迎えることから、その年の実りを確認して、少し満足・安心できる時期なので「小満」と呼ぶようになったとも言われています。
麦の収穫期にあたるこの時季を意味する「麦秋」は、夏の季語となりますが、和楽の庭に適当に蒔いた小麦もチラホラ穂を確認できます。次第に金色になっていくのも楽しみです。
そして他にも金魚草や、
シロツメクサ、
そして、マーガレットのような花など・・・(調べてみたところ、葉っぱの形からフランスギクと思われます。)
植物が豊富なかんじです。^^
そして、紫陽花ももうすぐ開花でしょうか。
更に、梅の実も!
今年は、庭の梅で梅酒などつくることができるかも?!
それにしても、二十四節気には小暑と大暑、小寒と大寒のように大小が対になる節気がいくつかあるので、小満の次は大満? と思いきやそんなものはないそうで・・・こちらは中華民族の伝統的な知恵を反映しているとか。
万物が絶えず成長し満たされていき、成熟し続けることを表している小満は、人々に小さな幸運に感謝し満足することを教える一方で、決して満足せず常に挑戦して乗り越え、前に向かって歩み続けることを説いているそうです。
教えのとおり、バランスをとりながら、日々イキイキと過ごせたらいいですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子