ここ最近は、朝起きると窓を開けて家に風を通しています。

朝一番に風をあびると、身体が元氣になるのを感じるもので、思えば、昨年までは網戸がなくてなかなか窓を開ける気になれなかったり、寒い冬はただでさえ家が極寒なので開ける気になれなかったりとありましたが、

今は、ちょうど梅雨前のすがすがしい気候で、通りぬける風もとてもさわやかなこともあってか、自分の心身が喜んでいるのは勿論のこと、家にとっても、カビや湿気も一緒に取りはらい吹き抜けていくようで、「和樂（わら）」も喜んでいるように感じます。

そんな中でふと、私たちが取り組んでいる「暮らしフルネス」の10か条を思い出しました。

◆暮らしフルネスの10か条
1.いのちのぬくもりを感じること
2.徳のつながりを味わうこと
3.大自然の循環と共に生きていくこと
4.機嫌を整え心身の居心地をよくすること
5.御蔭様の存在に目を向けること
6.内省を通して五感や六感を蘇らせること
7.場の思想を学び、場を深めること
8.風水土火の恩恵と浄化を楽しむこと
9.結果ではなくプロセスを優先すること
10.禍福一円観、人間万事塞翁が馬を楽しむこと

そう考えると、風ひとつとってもそうですが、お金には換えられない豊かさが、身の回りにたくさんあることに改めて気付きます。

どこか非日常的な場所や体験によって気晴らしすることも楽しく必要なことですが、やっぱりいつも過ごしている自身が暮らす住環境など足元を見直し少しずつ調えていくことも忘れずにいたいものですね。

かぐやかコーディネーター
宮前　奈々子