今日から「七十二候(しちじゅうにこう)」では「梅子黄(うめのみきばむ)」に入りました。
梅が熟し黄色く色づく頃になります。
ちなみに、二十四節気を更に3つにわけたこの「七十二候」が古代中国から日本へ伝わったのは六世紀頃だそうです。
古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度か変更されており、
江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うよう改訂し「本朝七十二候」が作成され、現在では1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われているといいます。
私自身、この夏で「和樂」に移住してもう2年。
東京でのマンション暮らしの時とは違って、植物や虫などの変化を肌で感じる日々となり、季節も2巡すると「自分なりの七十二候を作れる気がする!」と思い、最近感じることから七十二候を作ってみました。
「百足続現(むかでぞくぞくあらわる)」
「白蟻至(しろありきたる)」
「蛙盛鳴(かえるさかんになく)」
虫ばっかり・・・^^;
でも、この辺りに住んでいる人なら共感してくれるのでは?! と、思ったより自信アリな七十二候ができた気がします。笑
狭い日本とはいえ、地域によって気候風土も違っていたり、気候変動もあったりしますので、ご自身の住んでいる場所に合わせた「七十二候」を子どもたちと一緒につくってみるのも、自然に親しんだりその土地に馴染んだり、翌年も目安にしてみたり・・・色々な意味でおもしろそうですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子