あうん健康庵の小松先生との一日の中で、
小松先生が行っているオルゴン療法とはどんなものなのかを学んでいくと、
体そのものが持っている回復力や生命力を元に戻して高めていくのだと知りました。
それは、身体はそもそも完全体であり、基本は自らで病を治すことが出来るという
性善説であり、その完全体である身体が悲鳴を上げている(病)のは
何か生き方や暮らし方に問題があるのだと言う事でした。
身体自身の問題とせずに、その身体を取り巻く環境が不自然でないかと
矢印を環境や生き方に向けるその姿は見守る保育に通じるところがあるのではないかと感じます。
子ども自身はそもそも完全体であり、自ら育つ力を持っているけれども、
その子どもを取り巻く大人社会や大人たちの振る舞い、子ども社会が不自然であればあるほどに
育ちを保障できなくなる。
だからこそ、そうならないように子ども達の発達をしっかりと「見て」
その発達課題にあった環境を用意して「守る」ことが大事なのだと感じます。
小松先生はオルゴン療法を通じて、患者さんの生き方や暮らし方を良く聴き、しっかりと知り、
その人の身体にメスを入れるのではなく、その生き方や暮らし方にメスを入れます。
そして、そのメスの入れ方は、「環境を用意して本人がやりたくなるまで待つ」と言う事でした。
学べば学ぶほどに、人と人との関わりは「見守る保育」の理念が共通するのではないかと感じます。
カグヤのミマモリングソフトウェアも、小松先生の使われているオルゴン療法と同じ役割なのだと感じます。
そして、私たちクルーも小松先生のように、「環境を用意し、信じて見守る生き方」を
何よりも大切にしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海