こんにちは、眞田由莉です。

先日、近所の公園でイベントが行われており、
子ども達と遊びに行ったのですが、
その中で、自宅で使わなくなったおもちゃを持っていくと
ポイントがもらえ、
そのポイントで今度は違うおもちゃがもらえるという
コーナーがありました。

つまり「物々交換」のような仕組みです。

我が家には、まだまだ使えそうだけれど
成長と共に使わなくなったおもちゃがたくさんあり、
子ども達と断捨離を決行し、
いざ物々交換へと向かいました。

誰かの使わなくなったものでも
誰かにはとても魅力的なものへと変身しますよね。　

息子は宝の山に興奮して、
どんどんおもちゃを選んでいました。

ですが、娘はなんだか気が乗らないような様子で、
おもちゃを手にしてしばらく眺めては戻す…を
繰り返しています。

そして長いこと悩んだ結果、
「これがいい」と一つだけ持ってきたおもちゃが
なんと、先ほど我が家から持ってきたものでした。

「これはもう使わないんじゃなかった？」と聞くと
「これがいい」と少し恥ずかしそうに言うのです。

思い返してみると、そのおもちゃをいらないと決めたのは
私と息子だったのかもしれません。
6歳の娘には、その赤ちゃん向けのおもちゃは
必要ないに決まっていると
勝手に決めつけていたところがありました。

娘にとっては赤ちゃんの頃から一緒に過ごした
大事な思い出だったのでしょう。
結局、持ち帰ったのはその一つだけでした。

断捨離も時には大事かもしれませんが、
何かに愛着を持って大切にする心というものに
改めて気付かせてもらいました。

それと同時に、大人や周りが決めつけず
子どもの気持ちを聴いてあげること。
寄り添うこと。

自分自身を振り返る機会にもなりました。

再び我が家にもどってきたそのおもちゃは
電池を入れ替え、元気に動いています。

美化コーディネーター
眞田　由莉