自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/11/03

ススキのように2

昨日に引き続き、ススキのお話です。

ススキについて、調べを進めると・・・

ススキは株が大きくなるのに、けっこう時間がかかるけれど、
そんな育ちが遅い分、しっかりとした根(株)を作るそうです。

また、ススキは日本の植物生育の中で、
最後に繁殖するという性質を持っており、
根が深くて群生するので、

何年か経つと、地面が湿気を多く持つようになり、
地中深くまで土地が肥えて、
そこに今度は、樹木が育ちはじめるといいます。

そんなススキだからこそ、
セイタカアワダチソウの圧倒的占拠にもじっと耐え、
その間、しっかりと根をはっていたのでしょう。

短期的にみれば、
確かにセイタカアワダチソウの方が強いのでしょうが、

長期的に見たら、
じっと耐え、時を待っていたススキの方が、
強いといえるのかもしれません。

自分自身は、持続可能な社会を願い、
その一因になれたらと思うからこそ、

長期的なススキのような生き方を
大事にしていけたらと思います。

それにしても、ススキを知れば知るほどに、
そこから学ぶものは沢山ありそうです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子