自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/11/18

遊びの環境

ある保育園の園長先生と、
昔の遊びの話しになりました。

園長先生の子ども時代には、

例えば缶があれば、

缶蹴りをしたり、楽器にしてみたり、
並べてみたり、石を投げて倒してみたり・・・

実に色々な遊びに発展させていたといいます。

そう思うと、
今は「人工物」に囲まれていることもあってか、

おもちゃでも「これはこう遊ぶもの」とあらかじめ決められ、
そのためにつくられているからか、
なかなか遊びが発展しづらい気がします。

それに比べて、石や棒、砂など、
「自然物」の場合は、イマジネーションも膨らみ、

あるもので工夫して、
自然と遊びも色々に発展していくのかもしれません。

そう考えると・・・

おもちゃなど、遊び道具を用意することが
「遊びの環境づくり」だと思いがちでしたが、

そんな風に、自然物を増やして、
人工物を減らしたり、用意しないことも、
環境づくりなのでは?とハッとしました。

「自然は危険だから・・・」と、
遊びの環境を子どもから奪わずに、

自然物を取り入れたり、自然の中で遊んだりして、
むしろ自然の危なさを
自分の感覚で掴んでいけるチカラを大事にできたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子