12月に入ったこともあり、
社内の室礼も「冬至」をテーマにしています。
翌日から、畳の目の長さだけ日が長くなる
・・・といわれるように、
冬至は一年中でもっとも昼の短い日。
今回の盛り物は、三宝荒神のお札に
小豆、柚子、蒟蒻芋、菊座瓜(南瓜)、赤唐辛など・・・
冬至に食すと、これからの一年を無病息災で過ごせると
いわれているものばかり。
また、ねずみ瓜は、一年が終わり新たな年を迎えることを、
十二支の始まりである「子(ね)」にかけた、言葉の盛り物です。
枯れてもまた芽吹いて連なる瓜の蔓に、年々のつながりを託します。
師走は、時間的にも気持ち的にもせわしくなりがちですので、
なおさら心のゆとりを持って、こんな行事を楽しめたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子