最近、阿波晩茶を飲んでいます。
こちら、徳島県の特産品のお茶で、あまり知名度はないかもしれませんが、実は無形民俗文化財にも選定されているすごいお茶で、新宿オフィスに毎日通勤していた頃は、みんなでよく愛飲していた懐かしのお茶。
「阿波番茶」と書かれることもありますが、番茶とは別物で、阿波晩茶の茶葉は緑茶と同じですが、阿波晩茶の一番の特徴は、乳酸菌を使って茶葉を発酵させた「後発酵茶」というところです。同じ後発酵茶ではプーアル茶が有名ですね。
そんな気になる製造過程を調べてみると・・・
①茶葉を選別して釜でゆでる
②すり機でよくもむ
③茶葉を樽に敷きつめて1ヶ月くらい発酵させる
④発酵が済んだら茶葉を天日干しして乾燥させる
ということで、中でも③の工程が一番の特徴で、茶葉を乳酸発酵させる菌は、その場所に住んでいる菌なので、阿波晩茶はその場所でしか作れないお茶ということのようです。
そんな、その地でしかできない徳島県産の貴重な阿波晩茶の特徴は、乳酸菌で発酵させるので少し甘酸っぱいかんじで、その独自製法により、普通のお茶よりカテキンが分解されて少なくなるので渋みは少なめ、更に成長した葉を使っているので、カフェイン量も少なく苦みも少なめといったかんじ。
酸味が苦手な方は、水出しだとあっさり飲めるので、夏場は特におすすめです!
風邪の予防や健康維持に役立つとされていて、特に整腸作用があり、免疫力を高める効果が期待されていますので、体調管理が難しいこの時期に、試してみてはいかがですか。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子