先日、美しいクモの巣を発見!
太陽の光の重なって、もはや人間では到底つくれないほどの芸術的な雰囲気に、思わず目を奪われました。
自分の家の中や周辺でクモやクモの巣を見ると、微妙な気持ちになるものですが、昔の日本では、「蜘蛛=親しい人の来訪」を告げる縁起の良い虫ともされており、
クモの巣も、まとわりついて獲物を捕るというところから、物を集める、物を収穫する、幸せを集める、客をつかむというような解釈を持たれていき、模様が発想され、着物をはじめ様々な意匠として扱われてきたといいます。
蜘蛛といえば、人気のないところに巣を張り、暗いイメージでちょっと嫌われがちですが、時代や場所によっては、このように吉祥文様にもなっていたなんて、おもしろいですね。
色々な見方、視点を持つ大切さや豊かさにも気付かせてもらっています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子