ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/12/20

「目的を忘れない」

夫婦共々、同じ会社で働かせて頂けるという事は
何よりも有難いことだと感じます。

それは、自分達が目指したい生き方や働き方を
夫婦ともに学び、実践しながら目指していく事が出来る喜びです。

言葉にすると簡単で当たり前な事のように感じますが、
実際はとても難しいことでした。

以前、妻は全く違う業界で働いていました。

どんな組織も、その組織が何のためにあるのかという
「目的」と言う名の初心がありますが、

大量生産大量消費の世界で、早く安く、
人件費も落とし効率的にすることが
日々の仕事の「目標」としてある中で、
気がつけばその「目標」は「目的」と変わり、
そこに働く人々の心も「目的」が入れ替わると同時に、
初心を忘れて行ってしまいます。

「どんな風に生きたいのか」
「どんな風な人間になりたいのか」
「どんな風に働きたいのか」

今まで語り合ってきたその「目的」に対して、
「・・・・とはいえ、、、」という言葉が自然と出てきてしまいます。

そんな中でいつも初心のままに、目的のために
働き続けることが出来る企業で働けるという事。

それは、子ども達にとっても、妻にとっても、
自分自身にとっても有難いことだと感じます。

何故、家族なのか、何故仲間なのか。
何故、一緒に生き、何故一緒に働くのか。

それは、一緒に目指したい「目的」があるからだと感じます。
目的は、いつでも話し合い、共有することができます。

そして、それは誰か一人が決めるものではなく、
共にお互いの話を聴き合い、共感し、納得し、
そして目指し合うと決める事だと感じます。

家族に限らず、一緒に働くという事は、
そうやってお互いの「初心」を聴き合うプロセスが
大事なのかもしれません。

今回の理念研修のように、
沢山の体験や経験の場を共に出来る機会は
働く人々にとって、それぞれが持つ初心を結びつける
本当に有難い機会になるのだと感じます。

今回の研修では、どんなことも丸ごと「聴ける」
自分自身でありたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海