今日は株式会社中村ブレイスさまを見学させて頂きました。
カンブリア宮殿や「日本で一番大切にしたい会社」という本に掲載されている
中村ブレイスさまですが、見学させて頂き、まず感じたのは
何のために創業したのかという点です。
義肢装具の会社に以前勤めていた時、
実際の国の現状、医療現場の現状は、
「義肢装具に人間を合せる」と言う事が当たり前でした。
合わない人は歩行や様々なことが困難のままだったその時代から、
「義肢装具を人に合せる」会社を作りたい。
そんな思いで立ち上げられたという事。
その想いは、子育ても同じように思います。
大人の言う事や大人の考えに子どもを合せるのではなく
子ども達の発達や気持ちに大人を合せる。
そういった、自分ではなく相手に軸足を置く行動は、
やはり王道であり、豊かさなのだと教えて頂きました。
また同時に、廃れた石見銀山を復興させる一役を買った切っ掛けも、
自分の生まれ育った地域に恩返しがしたいという想いからであったと聴きました。
自分自身が何のために生きるのか、何をするのかが明確な人ほど生きることが豊かで楽しみになり、
その生きる目的が自分の為ではなく世の中や誰かの為であればあるほどに、
誰かの力、他者からの見守りのご恩を受け取りやすいという事も
学ばせて頂きました。
やはり、軸支を相手に置くその生き方を少しでも取り組み歩んでいきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海