島根での理念研修を終えて、
東京へ戻るとクリスマスと言う事もあり、
日々がバタバタと過ぎ去っていきます。
我が家も今夜は保育園でのクリスマス会の話を聴いたり、
クリスマス会で貰った、
「あずま袋とあずま袋の作り方のしおり」を見ながら、
昔の日本人の智慧や文化の美しさを感じていました。
あずま袋について、保育園のしおりには
「あづま袋とは、元々は、風呂敷を縫い合わせて袋状にするものです。
古来より包む文化のあった日本に西洋の文化が浸透し、
包み物から袋物の過渡期に作られたものと考えられます。」
と書かれています。
包む文化から袋の文化への過渡期のものとありますが、
風呂敷の柄や生地感もそうですが、
結び方によってその時々に使い分けることが出来、
本当に素晴らしい袋だと感じました。
お弁当箱を包んだり、着替えを入れて運んだり、
着物に併せたバッグにしたりと色々と使えます。
そして今日は、島根での研修で使ってみて
とっても良かった湯たんぽを包んでみました。
他のクルーもすでに湯たんぽを生活に
取り入れているという事もあり、
なんだか離れていても、話さなくても、
つながっているこの感覚は嬉しい感覚です。
あづま袋に包んで子ども達の布団へ入れておくと
子ども達はとても喜んで眠りにつきました。
今は私のお腹の上に置いてありますが、
暖房をつけずとも自然な暖かさが続き、
乾燥もせず、持ち運びも出来、朝までずっと暖かく、、
と兎に角、使ってみると善いことばかりです。
しっかりと厚手の布に包んだり、
飛び出してこないようにしたりと、
使い方には注意が必要ですが、
本当に暮らしを豊かにしてくれます。
暮らしとは何なのかと考え初め、
答えも出る訳でもなく、分かった訳でもありませんが、
今の時点で感じることは
家族が、ご先祖様が、未来の子ども達が、
喜んでくれる生き方が、暮らしなのではないかと
感じ始めています。
また来年に向けて、暮らしを深めていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海