自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/12/25

生命力

島根での理念研修の話しが続きますが・・・

最終日には「自然栽培」をされている
反田様の畑を見学させて頂きました。

◆有限会社はんだ
http://handa-shizensaibai.jp/index.php

養分供給を前提としない自然栽培のお話しや、
自然を師匠とする姿勢には、共感することばかりで、

また反対に、私たちの見守る保育についての話しにも、
大変共感して下さり・・・

今回、あうん健康庵の小松先生のご縁で、
初めてお逢いしましたが、

勝手ながら、業界は違えど、同志のような
仲間に出逢えた感覚を得ました。

そんな反田様の、
「自然は、ゼロに戻そうとしていて、
 それに抗っているのが、生命力」というお話が
とても印象に残ります。

作物が大きいかどうかではなく、
生命力があるかどうかを重視される反田様。

肥料を与えれば、
見た目上、作物は大きくなりますが、
生命力は逆に弱く・・・

一方で、肥料を与えずに栽培された作物や道端の雑草は、
往々にしてゼロ化に抗がってイキイキとし、
明らかに、生命力が強いと言え・・・

これは、人間においても共通する話だと感じます。

何もない時は、気にはならなくても、
何か困難があった時に生き残れるかどうかは、

この生命力の違いによるものだと思います。

見た目の仕上がりばかり気にするようなことではなく、
心身共に、生命力が強くあれるよう、

この養分供給を前提としないあり方を
実践を通して、もっと深めていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子