島根の研修から戻り、
暮らしを支える道具たちと過ごす時間が
豊かだと感じる瞬間が増えてきました。
湯たんぽを温め、子ども達の布団を温めたり、
そのあとにお腹に抱えながら仕事をしたり、
料理を終えた包丁を研いで明日に備えたり、
鰹節削り器で鰹節を削り、出汁や調理に使ったり、
と最近始めた道具との付き合い方もさることながら、
古くからの付き合いであるフライパンや土鍋達との付き合いも、
磨いたりメンテナンスをする中で深まり、豊かさを感じます。
自分達の暮らしの豊かさは、この道具たちと共に作り上げているという事実は、
同時にその豊かさは、道具をどれほど大切に扱い、
手間暇をかけて愛しているかということに繋がっているという事を
島根の研修では教えて頂きました。
掛けた想いと手間暇は、長期間継続することで
その本質的な豊かさとなるのだと思いますが、
まだまだ歩み始めたばかり。
その暮らし方は、自分の家族を豊かにするか。
その暮らし方は、ご先祖様を豊かにするか。
その暮らし方は、未来の子ども達を豊かにするか。
これからのその長い道のりを豊かに味わえるように、
共に暮らす道具たちの息遣いを感じられる自分でありたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海