今日から二十四節気では「大雪(たいせつ)」に入りました。
大雪は文字通り「大きな雪」を意味しており、冬の到来を感じさせる重要な節気の一つ。
二十四節気で、「大雪」の前は、わずかな雪が降る頃という意味の「小雪(しょうせつ)」、大雪の次は、1年で最も昼の時間が短い「冬至」がやってきますね。
「大雪」は、雪が盛んに降りだす頃という意味で、山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る時期で、動物たちは冬眠に入り、鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、南天の実が赤く色づくなど・・・自然界の活動自体が冬に対応して変化する時期ということです。
「和楽(わら)」でも、紅葉が進んでいたり、
銀杏はだいぶ落葉してきたりで、一面黄色い絨毯に!
また、山茶花は咲き誇り、
南天の実も赤く色づいて、
すっかり冬の装いです。^^
この時期のどこか落ち着いた美しさを発する自然は、心を穏やかにしてくれますが、「大雪」の訪れは、私たちに自然のリズムと調和する大切さを思い出させ、日々の喧騒から一時的に離れて、ひと息ついたり、静かに内省して1年を振り返ったりする時間を持つことの重要性を教えてくれているようでもありますね。
年末に向けて、なにかと慌てがちなところもありますから、冬の深まりと共に、自然の落ち着きを見習いながら、心穏やかに過ごしていけたらいいですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子