昨日に続き、スリランカでの気付きです。
スリランカでは、マヒヤンガナの森に住む先住民族ワンニヤレットの方々にもお会いでき、そちらの長老のお話をお聴きする機会もいただきました。
長年にわたって自然と共生しているからか、とても穏やかであたたかくも落ち着いた佇まいに、圧倒的な存在感が。
そして、大切なメッセージをいただきました。
「動物は競争していないしとにかく生きることに一生懸命で、自然から最小限しかとらない。人間性を失ってお金ばかりを追い求めたり、常に競争する社会で自然を破壊し続けると、いつかは人間は全て死に絶えてしまうので、私たちはそれをここでやめないといけない。」
思えば確かに、動物と違って私たち人間は、資源を含め最小限どころか最大限とろうとしがちな気がし、改めて自然と共に生きている、生かされていることを自覚しないといけないと感じました。
私自身、「ないよりはあった方がいい」「あればあるだけいい」という思いがどこかにあるものですが、もしかすると、自然に限らずお金だったり時間だったり他においても、同じことなのかもしれず・・・
「最小限」「いただいている」「必要以上とろうとしない」の意識から、自分の刷り込みや不自然さなど今一度、見直してみたいと思います。
そして、地球全体を見れば、もはや人間社会だけで完結したり、成り立つものではない話ですから、視野を広く持って、大前提として「全体が調和していくため」に、人の役割とは何なのか、繋がりの中で人にできること、人間らしさを発揮していくことが大切なのだと学ばせて頂きました。
引き続き、それぞれの命が輝き喜び合う、自然と共生した持続可能な暮らしの在り方を試行錯誤しながら、暮らしフルネスを追求していきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子