今日から二十四節気では3番目の節「啓蟄(けいちつ)」、七十二候では第7候「蟄虫(すごもりむし)戸を啓(ひら)く」に入りました。
「啓蟄」は、「啓」に「開く」の意味があり、「蟄」は「虫などが土の中に隠れて閉じこもる」ことから、土ごもりをしていた虫たちが戸を啓(ひら)いて土の中から出てくる頃と言われています。
ちなみに虫たちというのは、冬眠する生き物全般のことで、昆虫だけでなく、カエル、蛇、熊なども含むそうです。
ちょうど今朝の朝サミットでは、あるクルーが「昨年から飼っているクワガタが、冬には動かなくなってきて生きてる? 大丈夫か? と心配になることが何度かあったけど、最近はよく動き元氣になってきて、無事に越冬できたかんじです。」などと情報共有がありましたが、
実際に色々な虫たちが陽気を感じ、活動し始めていくのですね。
「和樂(わら)」で暮らしてからというもの、「虫」が身近になりその存在感、影響力は私の中でかなり大きくなっており、
気付けば、二十四節気の中でもだいぶ気になるというか、指標・目安としている節気がこの「啓蟄」になってますが、
移住1年目に比べたら、もう4回目の春を迎えるということもあり、年々虫たちにも慣れてきて、虫との折り合い、付き合い方、距離感なども徐々にいいかんじになってきているなぁと、変化&手応えを感じているのも事実。
まだまだ虫への苦手意識はあるものの、啓蟄は自然界全体が一斉に目覚める瞬間であり、自然との繋がりを感じる機会も多くなりますので、そんな虫の存在含め自然の変化を肌で感じながら、新しい季節への期待を高めつつ、春の訪れと共に新たなスタートを切る準備を整えていけたらと思います。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子