こんにちは。女将です。
昨年秋に上映されていた「リトルプリンス 星の王子さまと私」。
観に行こうと思いながらも、結局観れずに終わってしまったのですが、
同時に、子どもの頃に読んだ
サン=テグジュペリ作「星の王子さま」が
心の片隅に、引っかかっていました。
あの物語りは最後、どうなったんだっけ?
確かラストシーンは、王子さまが砂の上に静かに倒れて・・・。
思い出す度、いつも悲しい気持ちが甦るのです。
それはきっと、子どもの頃に感じたままの記憶。
そこで、もう一度読み直してみることに。
すると「こんな話だったっけ?」と思うくらい、
驚くほど新鮮で、まるで初めて読む感覚なのです。
子どもの時の記憶とはどれほど曖昧で、
色々と都合よく解釈していたことか・・・。
恐らく以前この物語を読んだときは、
ほんのまだ子どもで、世の中知らないことばかり。
物語に書かれていることすべてが、未知の世界だったのでしょう。
溢れんばかりの想像力で、
現実とはまったく違う世界を作り出したに違いありません。
大人になって知恵がついている分、
より現実的なビジュアルで脳に入ってきますし、
内容自体の理解も深くなりますが、反対に、
子どもの頃のような独創性がないことが
少し寂しくも感じます。
でも、どちらの感性も自分なのです。
そう思うと、ちょっと笑える気がします。
ミッションパート
佐藤真樹