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ツツジの蜜標

着々と季節が進み、ここ数日は暖かいを通り越してもはや夏のような暑さを感じます。

 

そして、ちょっと前までは桜の話題が満載でしたが、近頃は新緑の美しさが目立ってきたり、ツツジの花が美しく咲いてきました!

 

 

 

ツツジについて調べてみたところ、「密標(みつひょう)」という存在を知りました。

 

初めて耳にする「蜜標」でしたが、こちらは花びらについているテンテンとした斑点模様のことで、昆虫に蜜のありかを知らせる、道しるべの意味があり、その他、ガイドマーク、ハニーガイド、ネクターガイドなどとも言われているようです。

 

 

よくよく見てみると、この蜜標は上部にある1枚の花弁にくっきりついており、確かに昆虫に蜜のありかを教え、花の思惑どおりに花粉を運んでもらうよう昆虫をガイドしているような気がしてきます。

 

この蜜標があることで、より華やかさも増して、私自身その美しさに喜んだり癒されたりしてましたが、

 

植物にとっては、その美しさは人を喜ばせるためというより、花粉を運んでくれる虫たちを引き寄せるためであり、生き残りをかけた進化だったことを知りました。(そりゃそうか。^^;)

 

昔から、街路樹や庭などでよく目にしてたり、子どもの頃はその蜜を吸って遊んだりと、馴染み深いお花のひとつでもありましたが、意外と知らないことがいっぱい。

 

これからはそんな蜜標にも注目しつつ、その美しさをおすそ分けしてもらっている意識で楽しむことを忘れずにいたいものです。^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子