去年の12月末、
熊本のお客さまにお伺いさせて頂いた際に、
帰り際に自分の息子が登園時に必ず泣いていることを話したのですが、、
「もしかすると、これで息子さんも安心して泣くことが減るかもしれないですよ」
と、母親の心音を録音し、
子どもに聴かせてあげる機械を貸してくださいました。
また、途中には会社にまで、お電話を下さり、
「お母さんの体調が悪いときは、心音を取らない方がいいですからね」
と教えて下さり、、、
本当に私自身も息子自身も、
多くの方々に見守ってくださっている
有難さを実感する機会となりました。
あれから1か月。
息子の泣き虫が治まりました。
息子に聴くと、
「泣き虫はねぇ、引っ越ししちゃったんだよ。
でも、お蔭で○○君のところに行っちゃったのかもしれなーい!」
と教えてくれました。
大人も心音を整え、呼吸を整え、
子ども達も、母親の心音に包まれ集中したあの経験は、
「祈り」に似た「場」となりました。
家族が文字通り心を一つにするような
そんな「場」で生まれる祈りに似た想いには
家族が心を一つにすることの豊かさや
誰かを変えようと思う事よりも、
ただ、精いっぱい寄り添う事の大切さを
学ばせて頂きました。
返しても返しきれないこのご恩を
同じように苦しむ方の為にも、
自分自身を使っていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海