昨日、見学した「成長展」では
「特別展示」として、写真やコメントと共に
「お手伝い保育」の様子も紹介されていました。
年長さんが、年下のクラスに行き、
子どものお世話をしたり、
職員室のお手伝いをしたり・・・と、
子ども同士の関わりは勿論、
それを見守る先生も含め、
予想外の展開や、数々のドラマが
保育現場からうまれているようで、
そこには、子どもの発達、成長を通して
学びや驚き、発見や笑い、感動・・・が
沢山あることが伝わってきました。
また、職員室のお手伝い保育の内容を見てみると・・・
①植物への水やりや金魚の餌やりなど「生き物のお世話」
②玄関や園庭の「おそうじ」
③そして子どもたちが大好きな「おもちゃづくり」
とあり・・・
ふと、自分の入社当初の頃の働きを、思い出しました。
当時「環境コーディネーター」という肩書きの中で、
経理を中心とした事務職をしながら、
「一体どんな環境をコーディネートすればよいものか・・・」と
悩んでいましたが、
「みんなが働きやすくなる職場環境を」と思って、
朝早くに出社し、
植物のお世話や、掃除、ゴミ捨て、食器洗いなど・・・
当時、自分にできることを
一生懸命にやっていたような気がします。
新人の時は、
特に自分にできることが分からなかったり
少なかったりしたこともあって、
自然と、そのようなことをやっていましたが、
今思えば、それは
大事な働く姿勢だったのかもしれません。
あれから、7、8年が経ち、
おかげさまで「できること」も増えてきましたが、
逆に、植物のお世話や、掃除など・・・
疎かになっている自分に気付きます。
家事のように、日常のことで地味なもの程、
ついつい軽んじてしまいそうになりますが、
やっぱり「やらせて頂けてありがたい」という
謙虚な気持ちを忘れずに、
働く原点でもある、お役にたてる幸せを
大事に持ち続けていきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子