一昨日お伺いした成長展での学びとして、改めて感じたのはクイズ形式ということです。
その子の成長が感じられるように作品が発達順に並べられていたり、この子の個性が感じられるようなメッセージが並べられたり、その子の生活リズムが感じられるようなグラフが並べられていたり。
そんな光景も、名前が伏せられているだけで親にとっては全くの別世界に映ります。
それは、簡単に言えば我が子の名前が書かれたプレートを探す世界と、我が子の発達から我が子を探す世界との違いです。
そしてこれは、「保護者」から「当事者」へと意識が切り替わる瞬間でもあります。
普段、子どもを見ていなかったり、聴いていなかったりする分が如実にその場に現れます。
そして、同時に救いなのは、分からなくてもその場で我が子の発達を知ることが出来るという事です。
それは、親が子どもとの関わりが薄くても、濃くてもどちらでも関係なく、、子どもの発達そのものが尊いという事なのだと感じます。
そしてその喜びは、親の保育への関心をより高めていきます。
私の周りのお父さん達も成長展が一番好きな行事だという人が多いのも納得です。
保育も子育ても、どちらかが当事者と言う事はなく、どちらも当事者であるという事を、環境から体験出来るこの行事には改めて今の時代には親にとっても必要な環境なのだと感じる一日でした。
ミマモリスト
眞田 海