自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/03/23

神社のイチョウ

週末に、実家の畑に行きましたが、
向かう途中の神社に、ある異変が?!

なんと、イチョウの木が
バッサリ伐採されていました・・・。

神社のイチョウ_160321

父親に聞いてみると、どうやら
「落ち葉の始末などが大変・・・」ということで、
近隣住民が市役所へ連絡し、伐採・・・となったそうです。

古代、この地方の鎮守社として神社が勧請され、
八百余年の歴史を伝承しているこちらの神社。

このイチョウは、
ご神木とされていないからかもしれませんが、

なんとなく何十年もあった
神社の木が伐採されているのを見て、
ドキッとしました。

この神社の周辺は、
私が学生時代の時は田んぼでしたが、
最近では、住宅が多く建つようになり・・・

もし、後から来た住民が、
神社や自然に対する感謝や畏怖・畏敬を持たずに、

自分の生活のことだけを考えて役所に連絡をし、
役所も簡単に対応してしまっていたとしたら、
ちょっとこわいなぁと思いました。

前例主義になる必要はないと思いますが、

長い間、残されてきたもの、続いているものは、

自分には分からないけど、何か意味があるかもしれない・・・
そもそもはどういうことなのだろう・・・と、

思いを寄せること、聴いてみること、
対話していくことを、大事にしたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子