先日のニュースで、ドイツのアウクスブルグでの取り組みを知りました。
それは、「歩きスマホ」での事故を防ぐために、
地面に信号を埋め組む社会実験を行っていると言う事でした。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/satohitoshi/20160501-00057263/
「歩きスマホ」自体は褒められたことではなく、問題だとは思いますが、
人の意識を変えようとするだけではなく、事故にならないような環境を整えていくということについては、
とても興味深い話だと感じました。
日本でもよく、見通しの悪い交差点などの横で白バイやパトカーが
見張っていますが、環境を変えるのではなく、人を罰し、人の意識を変えようとする姿を見ますが、
ドイツでは事故や何かがあると、白バイやパトカーをそこに配置するのではなく、
道路そのものの環境を変えてしまいます。
もちろん、両国ともに注意散漫にならないようにや、
道路標識の教育等には力を注いでいますが、
このように、人に対する教育ばかりではなく、環境も変えていくということは、
とても重要な事のように感じます。
子どもも悪さやいたずらをする時がありますが、
よく見てみると、興味関心がない場所に居させられていたり
やりたいことを中断させられたり、悲しい想いをしたばかりであったり、
大人に受け止めてもらえなかったり、と色々な理由があるかと思います。
そんな子どもに対して、一方的に教育を施そうという事ではなく、
相手の声を聴き、自らにも矢印を向けて自分自身がどんな環境になっていけばいいのかと
本質に近づこうとする意識こそが尊いのだと感じます。
上手くいくかどうかはもちろんわかりませんが、
それでもそんな意識を私自身、大事にしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海