いつも有難うございます。
カグヤの松野です。
2年前から浅草で
小唄の稽古に通わせて頂いています。
1か月に4回…
先生に稽古を付けて頂いて、
気が付けば、もう20曲近い唄を教えて頂きました。
随分と沢山教えて頂いたなぁと、
過去の譜面を見返すと…
習いたての当時は、
先生が唄われた唄を、正確に再現しようとして、
歌詞の意味も分からないまま、
音程の上下に合わせて波線を書いて記録していました。
しかし…今使っている譜面はどうかというと、
波線で記録することを諦め、
オリジナルで作った謎の記号が並んでいます。
最初は、音程の上下しか
耳で捉えることができませんでしたが、
月日を重ねるごとに、
音の厚みに違いがあり、微妙な声色の変化が
気になるようになりました。
2年の間には、
“結構唄えているんじゃないか!?”と
勘違いする時もありました…(笑)
しかし、続けていくうちに、
以前よりも、唄えないところが
どんどん見えてきます。
聴けば聴くほど、分からないことばかり。
分かった気になると、楽しくなくなりますが、
深めていくと、分からないことが分かってくる。
「分かった気」に注意して、どんどん深めていく、
この面白、楽しい状態を
大切にしていきたいと思います。
発酵コーディネーター
松野 寛子