自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/06/08

桜の実

昨日は、梅の実についてご紹介しましたが、
今日は、桜の実についてです。

先日、近所の公園を歩いている時、
ふと桜の木を見ていると・・・

桜の実1

小さな赤い実を発見!

桜の実2

桜といえば、やっぱりお花見を楽しむことが多く、

その後は、葉桜になって緑の葉が茂り、
秋になると紅葉し、やがて落葉する・・・というかんじで、

春以外はあまり注目しておらず、

まさか、こんな風に実がなるとは、
知りませんでした。^^;

そんなわけで、少し調べてみると、

桜には「自家不和合性」と呼ばれる性質があり、
同じ木の雄しべの花粉が雌しべに付着しても
実を結ばないそうです。

身近な桜並木といえば、やっぱりソメイヨシノですが、
ソメイヨシノだけが並んで植樹されていても実はつかず、

付近に違う品種の桜の木があれば
花粉が付着して実がなる・・・ということのようです。

これまで目にしなかったのも、
意識していなかったこともありますが、
それだけ貴重なものでもあるからなのですね。

それにしても、
今まで、春の桜の花ばかりに注目してましたが、

勝手に、旬や見頃を決めつけず、
通年で愛でる習慣をつけてみると、
他にも発見があるかもしれないと感じました。

人も同じく、勝手なイメージや思い込みで
相手の長所を決めつけすぎず、

変化を通して、
様々な魅力を発見できたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子