梅干しづくりも無事に梅酢が上がり、
休日の間に赤紫蘇の仕込みを行いました。
梅干しも白干しと紫蘇で赤く染めた梅干しとありますが、
どちらもまた、それぞれに美味しいですね。
紫蘇を入れると、
紫蘇だけでもご飯のおかずになったり、
おにぎりの具になったりと大活躍ですが、
何よりも仕込みが大変です。
今年は7キロの梅干しを漬けましたが、
それに見合った紫蘇の量と言うと、
新聞紙を三枚広げても山盛りになる量です。
と言うわけで、2年に一度の割合で
紫蘇入りの梅干しを今のところ作っているのですが、
今年は有難いことに子どもたちがとても頼りになり、
紫蘇の葉を一本一本むしり取るところなどを手伝ってくれました。
今まで、一人でやっていた作業だったので、
どれだけ楽を出来るか、、、と
ある時は紫蘇の水洗いの後の脱水に
洗濯機を使ってみたりとそんなことばかりを考えていましたが、
今年は、一緒に楽しんでくれるお蔭で、
お喋りをしながら、作業をすることが出来、
とても楽しく豊かな時間となりました。
水洗いし、むしり取った紫蘇を
塩で揉み、灰汁を出すという工程も
とても面白いものです。
出てくる灰汁や汁は濃い紫なのですが、、、
梅酢を加えると、クエン酸の働きで、
一気に鮮やかな赤へと変わっていきます。
科学の実験のようなこの時間も
梅干しづくりの醍醐味のように感じます。
来年は白干しの年。
白干しもまたそれぞれに楽しみがあります。
一人でやったら苦労に感じる工程も
一緒にやるから楽しみに変わり、
伝わっていくのだと思います。
人生何事も、一人でやっては苦労と感じるばかり。
一緒にやってくれる人や環境の存在への感謝を
絶対に忘れないように、生きて行きたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海