先日、ある保育園の園長先生が、
「人間の耳ってすごいのよ!
補聴器では、全ての音が入るから雑音が入るけど、
人間の耳は、聞きたいものしか聞こえないよう、
絶妙に聞き分けているらしいのよ。」
と教えてくれました。
確かに、私たちの生活環境には、
実に細かい音が沢山ありますが、
耳をすませると、
普段は意識していない音が聞こえてきたり、
ヒソヒソ話なども、気にしていないと全く耳に入らないものが、
気になっていると、聞こえてきたりするものです。
また、以前ある方から、
「病気を宣告されたりすると、
それを意識するようになるので、
電車の中吊りや本、テレビなど、色々なところから
急に、それに関係する情報ばかり目にするようになる。」
という話を聞いたことがあり、
耳だけでなく目においても、同じことがいえる気がします。
だからこそ、何に意識をおくのかは、
思った以上に大事なことなのかもしれません。
そう思うと、
自分の憧れやありたい姿などを、意識していくと、
それに近づくというのは、自然なことなのでしょう。
子どもたちがいつか夢をあきらめてしまうような
社会ではなく、
大事に守り続けて、
応援し合えるような社会に近づいていけるためにも、
そもそもどんな風になりたいのか、
どんな風に生きたいのか、何を実現したいのかなど・・・
「なんのために」からの、理念や初心を明確にして、
それを意識し続けられる環境を用意することを
大事にしていきたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子