ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/07/19

「少しずつ変わりゆく暮らし」

娘が自転車に乗り始めたのが4歳。

あれから2年が経ち、補助輪も取れ、
今では成長したお蔭で漕ぐときには足が窮屈になり
当たるようになってしまいました。

たった2年で、自転車が使えなくなるのには驚きですが、
子どもの成長のスピードにも驚きます。

まだまだ十分に使える自転車も、持ち主が大きくなってしまっては
使い様がありません。

そう考えると、
世の中にはそのようにして余っている自転車が
沢山あるのではないでしょうか。

そう思い、スマホ用地域密着型フリマアプリである
「メルカリアッテ」をダウンロードし、
都内で自転車を譲りますという方が居ないかを見てみました。

すると、丁度先ほど投稿されたばかりの記事がありました。
3歳から6歳まで乗ったけれども
サイズアウトしてしまった自転車が、ずっと置き場に置いたまま。

それを誰かに使ってもらいたいということで掲載がありました。

早速メッセージを送り、やり取りをし、
休日の夕方に家族みんなでとりに行く事に。

お譲り下さる方からも、
「どっちの子が乗るのかなぁ~?!」
「使ってくれる方が居て嬉しいです、ありがとうございます」

と、とっても喜んでいただき、、
本当に少ないお金で沢山の思いやりと自転車まで頂いてしまい、
有難い気持ちで満たされました。

帰ってから、子どもたちと皆で自転車を磨きました。

「すごいよ、汚れがこんなに落ちる‼‼」
「錆取れたよ‼‼」
「光ってきた‼‼」

と、たった1時間磨くだけで新品のように輝きます。
そして、既にそこには新品にはない、思い出が詰まっています。

使っていた子の想い。
譲ってくれたご両親の想い。
皆で磨いた想い。

きっとこれからも、皆で大切に使っていけるように思います。

古民家で体験させて頂いた
「手入れ」「修理」「修繕」の体験が
普段の生活にすぐに活きてくることを想うと、
改めて古民家での暮らしが持つ意味を感じます。

これからも、自分達の暮らしを見直していきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海