セミナーのお弁当は
東京の亀戸にあります、「升本」の弁当を
お願いしています。
こちらのお弁当、本当に美味しく、
煮物は一口食べた途端に、心を奪われてしまいます。
私自身、あまり煮物が好きではなかったのですが、、
「こんなに煮物っておいしいんだ?!」と
正直驚きました。
そんな驚きの味を毎回頂けるものなので
いつも楽しみにしているのですが、
この「煮物」。
日本料理の中でも大切な調理法です。
なぜこんなに美味しく出来上がるのでしょうか。
試しに今日は「里芋の含め煮」を作ってみました。
煮物を調べてみると、含め煮とは
「たっぷりの薄味の煮汁にて時間を掛けて味を含ませ
食材の味を引き出す煮方」
とあります。
里芋を下茹でし、皮をむき、
鰹節を削り、一番出汁を取り、
二番出汁を取り、二番出汁を使う。
薄味の味付けをして、ゆっくりと煮込み、
そして冷ます。
一通りを終えると、
軽く2時間はかかりました。
たった一つの煮物を作るのに
こんなに手間暇かかるものなのか、、、と思うと同時に、
枡本さんのお弁当に掛けられた手間暇と
ひとつひとつを妥協せず、昔のままの本格的な調理法で
作り続けていることの凄みを感じます。
調理法や味付けが旨いだけではなく、
仕事に対する情熱と本気さがあのお弁当を
美味しくさせていることを感じます。
思えば、お弁当の営業の方も大変に素晴らしいお方です。
セミナーが終わる度に、味はどうだったか、
何か要望はないか、飽きはないか。
都度都度来社頂き、お聞きいただいています。
その理由に
「自分達は完璧だと思っていない。
もっともっと、お客様の声をお聞きして勉強していきたい。」
そう仰る姿、熱意から私自身、学ばせて頂くところばかりです。
自分の働きをどんどんと指摘いただく為に動くという事。
それはお客様の為、理念の為に自分を使っていくという働き方。
軸足を自分に置かず、働いていく生き方を
私自身も大切にしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海