キャンプ場で雨の日々を過ごしていると、
いかに「火」が生きる為に大切であるかを
肌で感じることが出来ます。
暖をとることも、ご飯を炊くことも、
灯をとることも、火が無いとできません。
火を起こし、炭火で飯盒でご飯を炊き、
20人以上の食事を用意するのは
本当に大変な事ですが、
皆で協力してとても楽しい時間でもあります。
昔の村での暮らしはきっとこんな風に
皆が集まって暮らしていたんだろうなと思います。
自分の子どもの事だけではなく、
皆が皆の子どもたちを世話していく。
そういった「家庭」という枠を取っ払った暮らしが
今の私たちにはとても大切なような気がします。
人類が出産後一年でまた出産できる理由は
一人で育てるのではなく、集団で子どもを育てる為であることが
人類の進化の過程で分かってきていますが、
今の時代はそれが逆行していってしまい、
母親一人で育てたり、両親だけで育てたりと言う事が起きているからこそ、
暮らしを共にする機会で絆や関係性を作っていく事が
とても大切なように感じます。
引き続き、頂いた機会を無駄にしないように
目の前の事から学んでいきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海