本日お伺いさせて頂いた園さんでは、
乳児室の壁面に、「発達過程」が飾られていました。
乳児に始まる「腹這い」から
幼児に向けて両足でジャンプできるようになるまでの
「歩行」に関する発達過程を掲示し、
子どもたちが今、どの発達段階にいるのか、
そしてこれからどんな発達が次に起こるのか。
それぞれの発達段階のところに
子どもたちの顔写真が張られていました。
そして、室内環境を見てみると、
「腹這い」から「つかまり立ち」「ジャンプ」など
様々な体験がしやすいようにそれぞれの活動に合った
環境づくりがされており、
子どもたちは自分達の発達や興味に合った場所で
遊び込んでいるのが印象的でした。
発達をどうやって保護者と共有するのかという課題についても、
こんな環境づくりはとても効果的だと感じます。
また、どのゾーンを広げて行けばいいのかも
表を見れば分かります。
この発達過程は、運動会のプログラムにも
活用され、添付されていくと仰います。
元々は、いつも見学し勉強させて頂いている園さんの
丸真似から始まり、いまも本当に真似ばかりなんですと
仰る主任先生でしたが、現場の先生方が困っている事、
保護者が困っている事に対してどんどんと真似て行こうと
精力的に見学している姿に感動しました。
そして、その努力の結晶が保育室の環境として
一年一年、着実に積み上がり、場が磨き上げられているという事実。
環境に置き換え続けていくと場がどんどんと良くなっていくからこそ、
私たちクルーも、自分達の職場環境や、文化や習慣を磨き続けていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海