自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/08

目的と目標

昨日の発信にも繋がりますが、

最近、お客様から「目的と目標の違い」について、
よく質問をされることもあって、
自分なりに、整理をしてみることに。

目的は「なんのために」というように、
抽象的であるのに対して、

目標は「いつまでにどのようにやるか。どこまでやるか。」
というように、数値で表せたり、具体的で見えるもの。

ここで大事なのは、

目標は目的のためにあるもので、
前提は「目的」であるということ。

だから、目標は複数あって、
あきらめることができたり、
別の目標におきかえることができたとしても、

目的は、ひとつしかなく、
あきらめられない、あきらめたくないものだと感じます。

まずは、自分の欲求や違和感などを通して、
自分と対話をしながら、目的を確認し、

その目的を達成するために
適切だなぁ思われる目標を定めること。

この順序を間違えたり、
もともとの目的を見失ってしまうと、

目標をクリアできたとしても、
虚無感を感じてしまったり、

初めに思い描いていた目的とは、
まったく正反対の結果を得る・・・なんてことに
なりかねません。

私自身は、
目標を考えたり、設定したりすると、
目的を見失いがちになるので、
どこか苦手で、あまり好きではなく、

目的さえ見失っていなければ、
それでよいのかなぁと
のんびりしているところがありますが、

本来は、大事な目的を見失わないよう、
目標に助けてもらう・・・というかんじなのかもしれません。

目的を見失っても
働くこと、生きることはできるものですが、

それでは「馬にんじん」のように、
馬の鼻先にニンジンをぶら下げ、
それを目当てに、ただただ前方へ走るようなもので、

せっかく生まれてきたのに、
なんだかもったいないかんじもします。

今は、スピード社会で、忙しさが目立つ時代だからこそ、
一度立ち止まって、
目的や、初心、志など・・・
大事なものを確認することが
思った以上に、必要そうですね。^^

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子