昨日から明日まで、
保育環境研究所ギビングツリー主催の
「保育環境セミナー」が開催されております。
こちらのセミナーでは、
昨日も藤森先生の基調講演をはじめ、
園見学や見学園紹介、意見交換会など、
多くの学びがありましたが、
そんな中、ある保育園の実践発表で、
「うちの園では、仲良く遊ぶだけでなく、
トラブルも大歓迎!」
・・・という話が。
この言葉からは、先生の余裕を感じますが、
それは、まさに子どもの発達や
仲直りができることを信じている証拠。
こんな先生たちに見守られている子どもたちは、
のびのびと育ち、きっと幸せだろうなぁと感じつつ、
ふと、大人社会では、
なぜトラブルが歓迎されないのだろうと思いました。
もしかすると、大人の場合は、
これ以上変わらない・・・とか、
仲直りできない・・・など、
相手に対して、どこかあきらめていたり、
そのトラブルが必要なこと、よかったこととは、
信じられないのかもしれません。
確かに、のびしろや可能性でいえば、
大人は子どもに比べたら少ないものかもしれませんし、
むやみやたらに、トラブルを招く必要もないとは思いますが、
トラブルを避けようとするあまり、
自分を抑え込みすぎたり、うそをついたり・・・と
不自然な行動をとるのも、考えものです。
そう思うと・・・
大人同士でも、
信じる気持ちからぶつかってみたり、
何かトラブルが起きた時も、
信じる眼差しから「トラブル大歓迎」でいられるような、
余裕を持ち合わせたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子