水槽の環境造りが進んできました。
微生物が住み着く住居として、炭を用意しましたが、
この炭が水の中に沈んでいくには数日かかります。
4日かけてゆっくりと沈み始めました。
水槽の底で横たわる炭の中には
沢山の微生物がこれから住み着き、
嫌気性微生物や好気性微生物たちが
ふんなどの有機物やリンやアンモニアなどを
取り込んでは分解し、水や二酸化炭素、窒素へと変えて行ってくれます。
一グラムの炭で表面積はテニスコート一面分。
一キロで東京ドーム6個分。
その広さに住み着く微生物はどれくらいなのでしょう。
改めて炭の凄さを実感するとともに、
魚のえさが糞になり、糞が水や二酸化炭素になり、
リンやアンモニアが窒素になり、、とどれもが無駄なく
循環していく無駄のなさに自然界の強さを感じます。
子どもたちや私たちを取り巻く環境も、
本来はどれも自然界のものなのですから
無駄のないものなのかもしれません。
自然と一体となり、地球と一体となり、
自然のリズム、地球のリズムで生きることが
無駄のない生き方にちかづいていけるのかもしれません。
ミマモリスト
眞田 海