自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/31

伝統

今回の「ドイツ研修同窓会」の際には、
参加園だった熊本の保育園の方が、
色々とご準備をして下さったのですが、

そちらの保育園の今年のテーマが
「伝統」ということで、

私たちにも、そんな熊本の伝統を
味わわせて下さいました。^^

昨日のブログのとおり、
「朝鮮飴」のおもてなしもですし、

公開保育の資料には、
伝統ある「肥後六花」が表紙に!

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肥後六花

この「肥後六花」は、

肥後椿(ひごつばき)
肥後芍薬(ひごしゃくやく)、
肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)
肥後朝顔(ひごあさがお)、
肥後菊(ひごぎく)
肥後山茶花(ひごさざんか)

・・・の、6種の花の総称ということで、

江戸時代から明治時代にかけて
熊本藩士とその後裔によって育成されてきたものだそうです。

更に、同窓会の前には、
熊本の伝統工芸品でもある
「肥後こまづくり」(絵付けとニス塗り)の体験ツアーも!

肥後こま1

色鮮やかな肥後こまですが、

こまに使用している
赤(心臓)、黄(肝臓)、緑(腎臓)、黒(すい臓)の4色と
付けていない無色(肺)は身体の五臓を現し、

昔から、健康長寿への願いが込められているといいます。

肥後こま2

また、子どもの頃、ボールをつきながら歌っていた
「あんたがたどこさ、肥後さ・・・」なんて歌も
熊本の「肥後てまり唄」だったことを知り・・・

熊本にはたくさんの伝統があることを感じました。

そして、これは熊本だけではなく、
他の土地にも、きっと知らないだけで、
それぞれに伝統があるはずなのだと思います。

昔から伝わるものの美しさや
偉大さを感じるからこそ、

自分の生まれ育った地域、国の伝統を改めて深め、
子どもたちにも繋いでいけたらと感じます。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子