先日、熊本のホテルに宿泊した際、
エレベーターに「EV椅子」というものが。
こちらは、単に腰をかけるための椅子ではなく、
緊急時には、トイレとして使用できたり、
他にも、飲料水や非常用ライト、
トイレ紙、消臭剤が収納されているそうです。
また、部屋に行っても、
トイレには、いざという時のために
水の入った備蓄用タンクが置いてありました。
緊急時の対策として、
どんな準備がよいかどうかについては、
色々とあるかと思いますが、
こうして、熊本地震を受け、
そのままにせずに、改善をしていく姿に、
学ばせていただくものがありました。
昔から、
「禍(わざわい)を転じて福と為す」
・・・などの言葉があるとおり、
そのままでは、禍ですが、
このように次に繋げていけば、
感情では整理がつかないものの、
ある意味で確かに「福」になるのだと感じます。
自分自身も、仕事上など、
禍と思われるようなことが起きても、
なんとか切り抜けた後は、
ついつい、ひと安心して、
そのままにしがちなところもありますが・・・
せっかく「福」にするチャンスなのに、
それではもったいないのかもしれません。
「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」の
ことわざにもあるとおり、
人生における幸不幸は予測しがたく、
幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかは
分からないものですから・・・
自分自身が避けたいような体験も
悪いものと安易に決めつけず、
長い目線で捉え、具体的な改善と共に
「福」としていきたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子