こんにちは、眞田です。
あたりは風も随分と冷たい冬になり、
コートがあると安心な季節になりました。
先日、一円対話を行った際、
自由テーマとして「思い出に残っている映画のシーン」というものがありました。
そこで話したのが映画「レヴェナント」についてです。
http://www.foxmovies-jp.com/revenant/
極寒の地で、照明を使わず撮影するために、
そのシーンに必要な自然の光を待ち続けたり
本物の演技に近づけるために、生魚や動物の生の内臓も
本物を食べていたりと様々なシーンで
簡単な方法やイミテーションなどの楽な手段をとらずに
自然の中で創られた映画です。
この映画のどのシーンを切り取っても、
まるで本当に山の中に入っているような感覚に陥り、
そして、こんなにも地球や自然は美しく強く厳しいのかと
感動してしまう、そんな映画でした。
自然は待ってはくれず、
反対に人は待たされるばかりの時もありますが、
人間は自然の一部だからこそ、自然と共にある時が
人間として美しくもあるように感じます。
先日、「土産土法」という言葉を知りました。
私たちはその土地に生まれ、その土地で育まれてきたからこそ、
その命が輝くのは、その土地に代々伝わる方法が良いという考えです。
この映画が輝いて見えたのも、それが理由なのかもしれません。
昔と違い、
どんな方法でも、どんな手段でも生きられる世の中になったからこそ、
その土地に伝わってきた生き方や方法は分かりづらくなっていますが、
だからこそ、私たちが学ぶべきはこの土地に暮らしてきた
先人の方々の生き方や智慧なのだと思います。
ミマモリスト
眞田 海