ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/11/16

「主体を入れ替える」

今日は福岡に来ています。

セミナーが行われるため、打ち合わせをしていたのですが、
その際に、ロードマップを実践している園の園長先生から
ロードマップでの実践の意外なメリットを教えて頂きました。

それは採用についてなのですが、
就職のために見学に来た方へ
園見学をしてもらうのはいつもの通りですが、
そのあとに、園で実践している「一円対話」に
書記のとなりに座ってご参加いただいたようです。

アクティビティを行い、
席替えではお互いについて語り合い、
隣の人の好いところ、素敵なところを伝えあい、
自由のテーマではお互いがオープンに語り合い、
理念からの振り返りでは、日々の保育からの学びを
お互いに聴いて学び合う。

こんな一円対話を体験した見学の先生からは、

「具体的な日頃の保育の話や、子どもの様子、
先生方の考え方に触れることが出来て
園の大事にしていることがよく分かりました。」

と、見学者にとってとても良い時間になったそうです。

園長先生は、

「見学の方に、伝えよう伝えようと思って説明するよりも、
現場の先生方が、大事にしていることや気づきを
そのまま一円対話を見てもらったほうが、ずっと伝わって良かった。
こんな一円対話の使い方があるんだなぁと気づきました」

とお話を頂きました。

見学者に分からせようと説明するよりも、
見学者が分かりたくなるような環境を用意していく事。

やっていることの意味も大切ですが、
やっている人の気持ちや姿勢、まなざしが何よりも
大切な環境であり、それを見学できる機会を作ることも、
見学の大切なポイントなのだと学ぶ機会となりました。

私たちの会社も、見学を頂く機会がおかげさまで増えてきていますが、
意味を伝えることをよりも、自分達の気持ちや姿勢、まなざしを
感じられる環境づくりに注力し、自分達が満足するのが先ではなく、
見学頂いた方が満足するのが先な環境づくりをしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海