昨日、かりんが届いた時に、
「果樹があるってうらやましいね~♪」
などと社内で話していると、
他のクルーが、
「うちの実家にも柿とかあったよ。
でも、なかなかとるのが大変で、
とりきれずそのままにしてると、
柿が落ちて道路が汚れる。
そこを通る車が汚れる。
・・・など苦情がきて、
結局、父親が柿の木をきることになっちゃったけど」と。
「そんなクレームがくるんだ?!」と
思わず驚いてしまいましたが、
確かにそこで暮らしている方にとっては、
大きな問題なのかもしれません。
また、お年寄りしかいなかったりすると、
「実っても収穫するのが大変」というのも
よくきく話しで、仕方のない話なのでしょうが、
そもそも「道路が汚れる」というのは、
アスファルトにしたことも影響していて、
土があった頃は、結局落ちた柿も土に還るし、
今のように「汚れる」なんて思わなかったのでは・・・と、
ふと疑問に感じました。
暮らしが変わったことによって、
「邪魔だから」「汚れるから」・・・と、
一緒に暮らしていた自然たちがなくなっていくのは
なんだか寂しいものですね。
また人間都合に合わせて「仕方ない」と
どんどん改善していくのも、
ますます自然から離れてしまいそうで、
少しこわい気もします。
社会問題の大きさを感じつつ、
やっぱり、自分たちの暮らし方を見直す必要性を
改めて感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子