聴福庵へ行くと、
9月に庭に敷いた苔たちが
迎えてくれました。
作りたての時とは違い、
庭に馴染み、苔の合間から
新しい植物がすでに随分と育っています。
そして、苔自身にも目を向けてみると、、、
苔も着実に育ってきています。
こうやって苔庭を自分たちで作り、
日本家屋の再生に、関わらせて頂くと、
日本がそもそも持っている美しさに
触れることができます。
日本らしさとは、単に日本人が生み出したものというよりも、
この土地が自然と育んだもののように感じます。
つまり地球上における、この土地独特の気候、
季節感が日本人を育み、暮らしを育んできたわけですから、
今もその土地に住む我々は、異国の暮らしよりもむしろ、
この土地に合った暮らしを見つめていく必要があるように感じます。
ミマモリスト
眞田 海