今日は藤森先生の講演が江戸川区で行われました。
何故見守る保育を行っているのかを
お話しされる中で、
民営化をする際に保護者から受けた言葉についての
エピソードが印象的でした。
「昔からの保育を変えないでほしい。」
そう仰る保護者に対して、
しかし保育を変えないでいる為には、
私たち大人も昔のように何人も子どもを産んだり、
地域性を守ったりと
「昔あった子どもたちを取り巻く環境」
が必要であること。
大人たちばかりが子どもを取り巻く環境を
捻じ曲げておいて、「保育」だけは変えない訳にはいかないのです。
と仰られました。
「私は保育を変えたいのではなく、子どもたちを守りたいのです」
その言葉から、先生の強い志を感じました。
保育を変えることが目的ではなく、
子どもたちのあるべき姿を守ることが目的であるということ。
その目的のためには、いつも子ども達の姿に併せて
どんな保育が必要かを考え続けていく事が必要なのだと学びました。
それは、藤森先生の姿です。
一体、寝る時間が取れていらっしゃるのだろうかと、
思うほどに、様々な研究や実践から学び続ける姿。
そして、そこでの学びを自園で、
先生方と一緒に実際に子どもを観察し
子どもたちから学び続ける姿。
その姿の楽しそうなこと。
それは真心の求道者であり、
青春者であり、道楽者であるように感じます。
腹くことの意味、生きることの意味を
こんなにも深めていらっしゃる方とであるという事は
本当に有難いことだと感じます。
私の周りを見回すと、
本当に尊敬する方々ばかり。
いつもその姿を見せて頂き、助けて頂き、
教えて頂ける環境を当たり前と思わず、
一生懸命に生きていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海