夫婦間でも、親と子でも、園長と職員でも、
どんなところでも大切なのはお互いが磨き合っていくこと。
それを切磋琢磨という。
そんなことを昨日は教えて頂きました。
磨くためには「砥石」となる何かが必要ですが、
何を「砥石」とするのか。
そこが大切なのだと感じます。
「自分の価値観」や「欲望」を「砥石」としてしまうと、
お互いが持っている砥石が違うため、磨き合うとは言っても、
1人で磨くことになってしまいます。
お互い別々に生きていくのであればそれで構わないかもしれません。
しかし、一緒に働いたり、一緒に暮らしたりする中で
協力しあい、磨き合うには共通の「砥石」が必要です。
それが「理念」なのだと思います。
「いったい何のためにこの集団はあるのか」
この初心、原点が理念であり、それがあるから
お互いに「理念」を砥石として磨き合っていくことが出来るのだと
みんなが同じ砥石を持つことの有難さは、
「磨き合い」のように感じます。
意見の相違も、ぶつかり合う事も「理念」という砥石があれば
それはお互いが磨き合っていく事になります。
目指すものが同じ状態になっていたら、何が起きても磨き合える。
そんな事実に気付いたとき、改めて「理念」の有難さを感じます。
磨き合う喜びを味わっていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海